店舗を運営していると、時代の変化の早さを感じます。
去年と同じやり方ではもう既に商品は売れなくなってしまってるんですよね。
時代の変化に対応できないと、一気に駆逐されてしまいます。
最近ニュースになって話題となったがFOREVER21の破産、アメリカンイーグルの撤退がありますよね。
2009年に華々しく日本デビューし、ファストファッションブームを作ったFOREVER21ですら10年後の今にはないのですから、大変な時代ですね・・・。
その背景にはやはりネットの影響は大きいです。特にSNSの影響力はすごい。
SNSの普及により知らない人でも簡単に繋がれる時代になり、依然と比べて情報も手に入れやすくなってきています。
そのため、何がいま「良し」とされているのか、すぐにわかるのです。
アパレル業界の未来
アパレルだと、これまではファッション雑誌を見てお目当ての商品(またはスタイリング)を店舗で探す、といった流れでした。
今ではSNSで自分発信が手軽になり、自分が「いい!」と思うスタイリングを見つけるとその人が着ている服がどこのブランドのものかすぐ知ることができて、そのまま商品ページに飛ぶ、といった流れに変わってきています。
つまり、情報収集から購買まで全てネットで完結できてしまうのです。
となると、今のビジネスモデルでは通用しなくなり、変化を求められると思います。
アパレルと一口に言ってもいろいろな販売モデルがあるので一概には言えませんが、実際に店頭に立ってみて感じたこと・予測できることを簡単ではありますが私見として挙げます。

ネットでの受注生産が主になる
アパレル業界の問題点の一つが過剰在庫です。
その在庫をできるだけ持ちたくない、というかできるだけ需要と供給のバランスを整えるために受注生産が増えてくるのではないか、と思います。
必要なものに必要なだけのコストを掛ける、といった流れが大きくなりそうです。
店舗は販売する場所⇒体験の場所になる
店舗では実物確認の場としての意味合いが大きくなりそうです。
ネットで欲しい商品を見つけ、店舗では実際にその商品のディティール(詳細)を確認したり、試着をしてみたり最終確認の場としての在り方になってくると思います。
その他すでに一部のショップでは導入していますが、ARの発達で服を着替えなくても試着したようなイメージが分かるシステムなど、オンラインではできない体験ができる場所といったことにもなりそうです。
販売員⇒インフルエンサーの意味合いが大きくなる
これからはアパレル店員は自社のインフルエンサーとなっていく流れが今後増えてくるでしょう。
自分のところの社員をタレント化して商品の訴求力を高める。
とは言っても遠い存在の芸能人といった感じではなく、より身近な親近感のあるタレント、といったイメージです。
会いに行ける○○、みたいな。笑
業界と違う畑の人が活躍
ネットが主流になる、ということは当然ながらますます重要度が増してくるのはWEB事業部。
ファッションのことにまったく詳しくなくても、エンジニアやWEBマーケティングのスキルを持った人の方が重宝される時代になってくると思います。
これはアパレルに限ったことではありません。これからどの業種もネットを重要視した戦略が当たり前になってきます。
つまり、これらの能力が高い人はどの業界からも必要とされることになりそうです。
ざっと4点ほど挙げさせてもらいました。めっちゃ簡単にまとめると
ネット戦略めっちゃ大事にしないと駆逐されるよ、ということですね。
人手不足、AIにより仕事の仕方が変わってきますので、私たちは情報を得ることはもちろん、その先にどんな未来が待っているか予測して動くことが大事ですね。