30代、40代のリーダーの多くが抱えているであろう問題、若い部下との接し方。
特に20代の若い部下に関しては私たちとの考え方や感覚が違いすぎてわからないことが多いですよね😖
そこで今回は、部下とのコミュニケーションが上手く行くコツを教えます。
もし職場に20代の若い世代の社員がいたら参考にしてみてください。
20代を理解する
大事なのは私たちの時代のやり方を押し付けず、今の若い人たちにあった教え方をすることです。
そのためにまず、今の若い世代(20代)の特徴を理解することからです。
自分たちの時代の20代とはもう違うので、悲しいけどそこはもう受け入れましょう!
若い世代の特徴

若い世代(20代)の特徴とその背景にある要因を僕なりにまとめました。もちろん個人差はありますが、傾向としてとらえて下さい。
・言われたことは無難にこなす ⇒基本はマジメ。言われたことはしっかりやる。
・前例のない、リスクを伴う仕事は苦手 ⇒情報はすぐ手に入るので、調べてからするのに慣れているため。
・仲間意識が強い ⇒競争をしない教育が背景。繋がりを大事にするため。
・応用力が弱い ⇒情報を調べて行動するので自分自身で蓄積した経験値が少ない。
・人間関係には気を遣う ⇒繋がりが大事なので、波風を立てたくない。
・叱られ慣れていない ⇒情報(正解)を調べて行動するので、失敗の経験も少ない
・指示された以上のことはしない ⇒情報がないこと(失敗する可能性があること)はしたがらない。
・自分らしくありたい、認められたい ⇒SNSで自己表現する。いいねがステータス。
こういう時代なんですねー。
運動会でみんなでゴールする、とかっていう話聞いたことないですか?私たちの時代には考えられなかったですよね(-_-;)
こういった学校教育(競争回避)、スマホでネットから情報がすぐ手に入る社会、といった背景があるんです。
でも思い出してみてください。
私たちが20代の若かった頃、「俺たちの時代は・・・」とか言ってくる上司いませんでしたか?
あの時の気持ちなんですよね・・・。かと言っても私たち時代の教育方法はナンセンスになってきています。
飲み会も参加しないというのが普通になってきています。こういった場所でのコミュニケーションはもうなくなるといってもいいでしょう。
そーなんです、時代は変わり続けるんです。
つまり、今の若い世代はこういった時代で育ってきたのでこれが当たり前なんです。
私たちはそこに合わせた育成やコミュニケーションを取ることが大事になってきます。
特徴に沿ったアプローチ方法

特徴をもう一度おさらいしましょう。これが20代の特徴!
マジメで指示されたことは卒なくこなすが、指示以上のことはしない。
情報を手に入れて行動することに慣れているので、前例にないことをするのは苦手。そのため自分自身で得た経験値が少なく、応用力がない。
仲間意識が高く、人間関係や場の空気を大事にする。
自分らしくありたいし、認めてもらいたい。
では、以上のことを踏まえてアプローチ方法を考えていきましょう。
やるべきことは1つ、ズバリほめることです。
ただほめる、といっても注意点があります!
①タイミング
適切なタイミング(行動の直後)でほめましょう。時間があまり経っていない方が記憶がより鮮明なので効果的です。
②具体的にほめる
行動を具体的にほめましょう。「ちゃんとあなたのこと見ているよ。」という印象を与え、部下の安心感に繋がります。
③心をこめてほめる
本心でほめましょう。何でもかんでもほめると「おだてる」に変わってしまい、効果が望めません。
以上のことからわかるように、ほめるにはちゃんと部下のことを見ていてあげなければいけません。
ですので、しっかり観察をしましょう!
叱るときは細心の注意を!
場面によっては注意を与えなければいけない時もあると思います。
その時は注意!自信をつけてもらうのが目的なので、できるだけ自信喪失させずに改善してもらうか、が大事です。
感情的に怒ってはいけません。あくまでも冷静に、理性的に叱ってください。
「怒る」「叱る」は意味が違います。
怒る、は自分本位
叱る、は相手のため
です。
言い方も否定的な「ダメ」とかは使うことはNGです。
良かった点をまずほめて、その後に「こうするともっと良くなるよ!」とポジティブに言いましょう。
失敗した、と思わせず前向きにとらえて改善してもらうことが大事です。
まとめ
・若い世代の特徴を理解しよう
・行動を具体的に、できるだけすぐに、心からほめよう
・叱るときは「こうするともっと良くなるよ」とポジティブワードを使おう(否定的な言葉はNG)
です。
これできっと若い世代の部下とのコミュニケーションもうまくいくと思います。