仕事術

コーチングは最強育成ツール

世界はかなりのスピードで変化をしてきており、それに伴い人々のライフスタイルも多様化してきています。

より「個人」という意味合いが強くなってきた現代社会において、その個人の特性を生かしながら成長させるツールのひとつとしてコーチングは注目されています。

そもそもコーチングとは?なぜ必要なの?

そしてコーチングの方法もお伝えしようと思います。

コーチングとは?

マネージメントの分野において、ここ数年の間によく聞くようになった言葉「コーチング」。

由来は馬車のコーチ(coach)から来ていて、「ある地点から目的地まで運ぶ手段」という意味から来ています。(ブランドのcoachも馬車のロゴですよね。)

転じて「ある地点(今の状況、状態)から目的地(理想の状況、状態)に導くこと」をコーチングといい、それを行う人を「コーチ」と呼んだりします。

コーチングとは、「こちらから答えを与えるのではなく、ヒントを与えて相手の中から適切な答えを引き出すこと」なのです。

ここで注意してほしいことは、コーチングは知識を持っている人が持っていない人に与えるという、いわゆる上下関係ではなく、あくまで相手が潜在的に持っている考えを引き出すお手伝いをする、という「対等な関係」です。

相手が自分で考えて答えを出す、というところがポイントです。

なぜコーチングが必要なのか?

ではなぜコーチングが必要なのでしょうか?

コーチングを通じて思考力・問題解決能力・行動力を養い、「自分で考え、責任をもって行動すること」=「主体性を持って行動できる」ということが出来るようになり、それによって大きな成果を生むことができるからです。

とくに自分で問題を発見できる力と解決に向けて動く力が付いていくという点は、仕事だけでなく人生の指針を決める時にも大いに役に立ちます。

時代も価値観も変わってきていて、今までの育成方法が通用しなくなっている現代において、より「個人」に合わせた育成が必要になってきています。

個人の元々持っているポテンシャルを発揮させる手助けをすること、これが本来の「コーチング」です。

コーチングの方法

コーチングは対話の中で相手を導く手法ですので、コーチングを行う側が導きたいゴールのイメージをしっかり持つことが重要です。

また、基本的に対話形式で行うので1対1の状況が望ましいです。経験上、複数人数だと効果が薄れます。

相手のレベルにもよりますが、初めはなかなか上手くいかないことが多いです。

先ほどもお伝えしたように、コーチングは対等な関係性でもって行うものです。

コーチングする側も実際にやっていきながら伝え方の工夫をしていく、など「共に成長する」という意識が大切です。

そこで私が実践しているコーチングの具体的な方法をお伝えします。

それは、2つの「きく」を使っていくことです。

①訊く

つまり、質問です。

あなたは答えを持っていますが、あえて質問していきましょう。

その質問の仕方がポイントです。

方法としてはオープンクエスチョン形式で質問をしていきましょう。

オープンクエスチョンとは、「はい」「いいえ」で返答できない質問のことです。(逆に「はい」「いいえ」で返答できてしまうのはクローズド・クエスチョンと言います。)

例えば

「Aという商品の売上を上げたいんだけど、どうしたらいいと思う?」

といったような感じで質問することです。

答えは一つではないので、あなたの持っている答えが出るとは限りませんが、下記の②と合わせてあなたの引き出したい答えに導いていきます。

②聴く

②は聴く、「傾聴」です。

①をしていくと、相手から何かしらの答えが出てくると思います。

どんな答えであれ、認めることを前提に話を真剣に聴きましょう。当然、その答えに至った理由があると思うので、それも併せて聴きます。

その時、「うん、うん」と頷きながら話を聴くと相手も安心して、考えていることが話しやすくなります。(それを積極的傾聴「

アクティブリスニング」といいます。)

そうすることでこちらが出すヒントやアドバイスも聴こうとする姿勢になりやすいので、成長が早くなります。

そして可能な限り、相手が考えたことを実践してもらいましょう。我が身を通して体験してもらった方が大きな成長に繋がります。

具体例

それでは、上記の①、②の要素を使っての具体例を対話形式で見てみましょう。

ー例ー

あなたは家電量販店の店長です。そして、今後の為に育てたい部下がいます。

ある日、カメラの新商品が入荷してきました。

あなたはこれまでの経験から、「カメラは実際に実機を触ってもらって性能を実感してもらえると売れる」、というひとつの答えを持っています。

あなた「新しいカメラが入ってきたね」

部下「そうですね」

あなた「売れそうかな?」

部下「売れると思います」

あなた「おお、そうか!じゃあ、どうやったら売れそうかな?」(①の訊く)

部下「【新商品入荷】とPOPを出して店頭に出してみたらどうでしょうか。より多くのお客様が見てくれると思います。」

あなた「うん、なるほどいいね!じゃあそうしてみよう!ちなみに君だったら、新商品を見る時、特にどこを注目する?」(②の聴く)

部下「価格と、あと性能面ですね」

あなた「確かに大事なところだね。じゃあ、店頭に出してみよう!いい案をありがとう!また何か気づいた点があれば教えてね!」

・・・といった感じです。

この時点では、あなたが引き出したい答えと部下の答えは違っていますが、いくつかヒントを出してあげることで「ゴール」に近づいています。

ただし、あまり聴きすぎてもNGですので一つの考えが聴けたなら一旦はその考えに沿って実行してみましょう。

その後、また訊く・・・というのを繰り返していきます。

これを繰り返すことで、だんだんと思考力の精度が上がっていきます。その結果、

仮説立案力

・問題解決能力

行動力

こういったスキルが上がり、主体性を持った人材育成ができてくるのです。

このように、相手の中から答えを引き出すことがコーチングなのです。

デメリットと補い方

上記のように人材育成という面では大きなメリットを持つコーチングですが、デメリットも存在します。

【デメリット】

・時間が掛かる。

・相手にも自分にも一定の経験が必要

です。

ですので状況に応じてティーチングと使い分けましょう。

ティーチング(teaching)・・・コーチングの逆で「答えを与えて実行してもらうこと」です。使う場面としては、

・答えがそれ以外にない場合(ex. レジの打ち方など)

・緊急性が高い場合

例えば、

決算が近くてカメラを早急に数台売らないといけない、という緊急性がある場合

この場合は時間を掛けてコーチングしている場合ではありません。こういったときはコーチングは不向きです。

シンプルなタスク、スピード感が必要なものはティーチングという風に使い分けてください。

また、相手が経験不足だと、考え自体浮かんでこないので、まずはティーチングで経験を積ませていきましょう。

まとめ

長々とコーチングの重要性について書いてきましたが、人材育成やチーム力を上げるだけでなくもう一つ大きな要素があります。

それは、そういった人材が多ければ多いほどあなたが別のことに時間を使えるようになるということです。

つまりあなたの持っている仕事を仲間に渡してあげて、その時間をあなた自身のスキルアップに使えます。

育成も「人のため」ではなく回りまわって「自分のため」と思ってやっていけるといいと思います。

簡単ではなく時間も掛かりますが、長期的な視野でコーチングをしていきましょう!

よく読まれている記事

-仕事術
-, ,

Copyright© satosanBLOG , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.